温泉の分類(2) 液性(pH)による分類(酸性泉~アルカリ性泉)

多摩川温泉, 温泉の分類

温泉の分類法(2)は、湧出時の液性(pH値)による分類です。

温泉分類・酸性泉。アルカリ性泉
温泉は湧出時の液性によって、強酸性泉から強アルカリ性泉泉まで、次の7段階に分類されます。

強酸性泉 pH2未満
酸性泉 pH2~pH3未満
弱酸性泉 pH3~pH6未満
中性泉 pH6~pH7.5未満
弱アルカリ性泉 pH7.5~pH8.5未満
アルカリ性泉 pH8.5~pH10未満
強アルカリ性泉 pH10以上
地球さんの活動は、人間の都合に合わせてくれませんので、当然、人間が入ると皮膚がただれるような強酸性の温泉もあります。しかし、温浴には適さないほどの強酸性の温泉も、人間がそれをうまく調整して活用することも可能です。

秋田県の多摩川温泉では、pH1.2の強酸性の温泉を湯華桶で沈殿させて湯華を採取しています。えらい!



酸性温泉は、火山ガス中の二酸化硫黄や塩化ガスが熱水にとけこんだものや、硫化水素が地表付近で酸化して亜硫酸や硫酸に変化し、それが熱水にとけこんだものが多いのです。

つまり、酸性温泉は火山性の温泉が多いといえます。

一方、非火山性の温泉は、火山のない平野部に湧出するのですが、塩化物や炭酸水素塩を含んだ中性ないしアルカリ性温泉となることが多いようです。

「温泉の分類(1)温度による分類」において、「火山性温泉、非火山性温泉の区分は、温泉マニアとしては・・・などと書きましたが、まあ、酸性泉やアルカリ性泉のことなど考え合わせると、それなりに意味のある区分ではありますね。

ただし、火山性温泉であっても、中心部は確かに酸性泉であるが、周辺地域になると中性泉やアルカリ性泉になることもあります。
また、酸性アルカリ性の違いは、源泉の地中の深さに依ることもあります。
つまり、浅いところでは酸性泉であるが、深く掘り下げると、アルカリ性泉になるということもあるのです。