温泉の分類(4) 温泉の科学成分(泉質)による分類

温泉の分類

温泉の分類(4)は、温泉の科学成分(泉質)による分類です。
温泉の分類(4) 温泉の科学成分(泉質)による分類

お湯がやわらかいとか、サラサラしているとかいいますが、これがお湯の成分による泉質の表現です。

温泉を煮詰めて凝固させると、溶存物質は塩化物,硫酸塩,炭酸水素塩,炭酸塩の形をとり,それらの大部分は水によく溶解する塩類です。
いわゆる「湯の華」ですね。

温泉を療養に利用する目的で,鉱泉分析法指針は泉質を、湯の華がどれだけ含まれるかを基準にして次のように分類しています。

●塩類泉: 溶存物質量が 1g/kg以上のものを塩類泉と称する。
●単純温泉:溶存物質量が 1g/kg未満であるが泉温が 25 ℃以上のものを単純温泉と称する。
●特殊成分を含む温泉:特定の物質を一定レベル以上含む温泉。

湯ノ花がたっぷりふくまれているものを「塩類泉」と呼び、湯ノ花が少なめの湯を「単純温泉」と呼び、その他に「特殊成分を含む温泉」があると理解しておけば良いでしょう。

以上の3代分類をさらに細かく次のように分類します。

●塩類温泉

○塩化物泉・ナトリウム塩化物泉・カルシウム塩化物泉・マグネシウム塩化物泉
○炭酸水素塩泉・ナトリウム炭酸水素塩泉・カルシウム炭酸水素塩泉・マグネシウム炭酸水素塩泉
○硫酸塩泉・ナトリウム硫酸塩泉・カルシウム硫酸塩泉・マグネシウム硫酸塩泉・鉄(II)硫酸塩泉・アルミニウム硫酸塩泉

●単純温泉

○単純泉○アルカリ性単純泉(ph8.5以上のもの)

●特殊成分を含む温泉

○単純二酸化炭素温泉○単純酸性温泉
○単純硫黄泉
○単純放射線泉

特殊成分を含む塩類泉の分類,副成分による塩類泉などの分類は、さらに細かく温泉の化学分析をもとにして行われ,泉質数は 80 種にも達します。