温泉の分類(5) 湧出形態による分類

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温泉の分類(5)は、温泉が値かから湧きだしてくる、その湧出形態による分類法です。
温泉の分類(5) 湧出形態による分類
温泉の湧出形態は、地熱活動の強さ,温泉中に含まれる溶存ガスの量、地質構造などの違いによってさまざまに変化します。

温泉の湧出形態は、次の6種類に分類されます。

自噴泉 (または湧泉) 自然に湧出する温泉。
沸騰泉沸騰した温泉水が水蒸気とともに噴出する。当然、高温泉である。
間欠泉沸騰泉のうち,温泉の噴出が間欠的に行われる温泉。
泡沸泉二酸化炭素,メタンガスなどの気泡とともに湧出する温泉。泉温は水の沸騰点以下の場合が多い。
裂罅 (れつか) 泉岩石中の割れ目から湧出する温泉。別名を脈状泉ともいう。
層状泉礫層や砂層のような層状構造をした地層中から湧出する温泉。

自噴泉の例としては、和歌山県の湯の峰温泉や川湯温泉などがあります。
自噴泉は、人間が一切手をくわえていないのに、自然の力で湯が地表に沸き出してくるのですから、これこそ本当に大地の恵みと言うべきですね。

沸騰泉で有名なのは、ご存じ別府温泉。湯煙があちこちに立ち、温泉風情が満喫できます。

間欠泉は、全国にありますが、入浴可能の間欠泉としては、唯一、山形県の広河原温泉があります。
お湯の温度が約35度とぬるく、直接触れて入浴もできるのです。

彷彿泉のれいとしては、大分県竹田市直入にある長湯温泉があり、世界でも類を見ない炭酸濃度の高さとその効能で知られています。

裂罅 (れつか) 泉の例としては、富士見高原温泉「鹿の湯」があります。この4「鹿の湯」の温泉は、地下1,700mより噴出するノですが、時間とともに湯の色が変化することで有名です。

層状泉の例としては、北海道川上郡弟子屈町にある川湯温泉があります。(和歌山の川湯温泉とは別です。)
北海道の川湯温泉は、深さ2m~30mの浅井荘から最高65度の温泉が自然湧出しています。
この泉源は、硫黄山の硫気活動によるもので、地中で熱せられた地下水が水蒸気となって上昇し、層状泉となって川湯温泉街に湧出し、温泉街のなかを高温の温泉川となって流れています。

一口に温泉といっても、その様態はさまざまであります。

温泉の分類は、あと一つ、熱源による分類があります。ここまでお読みになったのであれば、どうぞ最後の項目もお目通しを。

→ 温泉の分類(6) 熱源による温泉分類